全英
錦織、途中棄権。試合開始早々にブレイクし、第1セットを取ったところで若干の期待が湧いたけれど、こういう形で終わるとは……。テニスプレイヤーが側部に近い腹筋を痛めると、動作にに支障が出る。私も特に右側を痛めることが多く、グラウンドストロークのような横の動きは出来ても、サーブやスマッシュなどの上下動が辛くなる。
そのため、“腹筋の肉離れ、2センチの断裂”という負傷を抱えた錦織の棄権については、やむを得ないと言わざるを得ないが、棄権が脳裏を過ぎった後の彼の行動に興ざめ。大事なラケットに八つ当たりしてはいけない。棄権後もベンチに座り続け、微動だにしなかった錦織の表情を見れば、悔しさは伝わる。
だけど、SAPオープンの際も、ロディックとのメンタルバトルに敗れ、抗議の意味か苛立ちか、ラケットでボールを叩くように打ち上げた。ボールに八つ当たりしてはいけない。18歳と言えども、列記としたテニスプレーヤー。鋭く深いストロークには非常に魅力を感じるが、精神的な幼さを感じる。闘争心や攻撃性を失って欲しくはないが、早く大人になって欲しい。なんとも無味乾燥な一戦だった。
ウィンブルドンを地上波で見られるのはありがたい。時間帯が時間帯だけに、正直きついけど、今後約2週間、トッププロ選手たちの活躍を追っていく。最近のフェデラーには全く感動を覚えない。フェデラーのプレイを観ながら、真夜中にラケットを取り出し、フォームを真似ていた2年前のあの頃とは何かが違う。ナダル、もしくはジョコビッチが、この大会を機にトップを脅かしたら面白い。
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