締切
私は大学時代、卒論の提出期限に追われて完全に壊れた。間に合わなければ卒業できない。かと言って、中途半端な論文を書く気などさらさらない。その葛藤が恐ろしいほどの焦燥感となって、私の心をパニックに陥れた。当時はマスコミ志望だったけれど、厳しいしめ切りの恐怖は長期間心身に甚大なる影響を与え、あの時内定辞退しなければ、恐らく新卒から早期退職の道を歩んでいたことだろう。
未だかつて期限を破ったことは一度もない。ただ、最近、図書館の返却期限に追われるプレッシャーが甚だしい。勉強したいことが山ほどありすぎる。政治、経済、経営、法、医療、看護、心理、福祉、芸術、語学、運動学、情報技術。だから、2週間、寝る間を惜しまず勉強すれば終わるだろうという目論見の元に本を借りる。
だけど、現実はそうもいかない。勉強だけしてればいいというものではない。真夜中に勉強することは、人間の身体にとって重要なサーカディアンリズムを維持するにあたって、あまりよろしいことではなく、できる限り避けなければならない。必然的に時間が限られる。あぁ……大学生に戻りたい。新入学生、進級者、新社会人、新たな場所で、新たなことに挑戦しようとしている人たちがキラキラ輝いて見える。正直、うらやましい。本当にうらやましい。悔しいくらいにうらやましい。自分だけが取り残されている感覚。どうか、私を置き去りにしないでください。
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