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2008年5月29日 (木)

心元

無いことこの上ない。今日も丸一日動きっぱなしだったけれど、またしても手帳を忘れ、結局ひとつ予定を落として帰ってきた。その上、mp3プレーヤーもカバンに入れ忘れ、爆音を耳にしながらの行動ができなかった。街を歩くたくさんの人の声が聞こえると、言いようもない恐怖心に襲われる。これでも、一時期と比較したら、かなり普通に歩けるようになったけど。

ニートや引きこもりの支援のマニュアル本に、こんなことが書いてあった。“若者の大半は社会的空白期間(ブランク)を気にして、一歩を踏み出せない状態にある”。その通り。“ブランクには二通りがある。ひとつは経歴のブランク、もうひとつは経験のブランク。多くの人が普通に行ってきたことを自分が行っていないことにコンプレックスを感じ、自信を喪失する”。ここもその通り。

だけど、ここはなんだ!? “人事の担当者は空白期間なんて気にしていない。過去にとらわれず、今やる気のある人材を求めている”。100%の企業がそうだとは言わないけれど、絶っ対ウソだね。まず最初に見られること、聞かれることは、十中八九空白期間のこと。“ブランクのことは重要視しないけれど、何も書いていないと困るので何か書いて欲しい”。良心的なふりをして、結局、過去を要求してくる。

“ブランクは重要視しない”を鵜呑みにして、その間に何をしていたのかを履歴書に書くと、離職率が高く人手が足りていないブラック企業以外、面接にすら進めない。別に馬鹿正直に書いているわけではなくても、ブランクがある時点で色眼鏡で見られることは確定。たとえ、停滞期の中で多くのことを学んでいたとしても、企業が必要としている“やる気”を示す前に撃沈する。

ここのところ、ろくな本に巡り合わない。この話題で本を出版するのならば、人事のリサーチだけではなく、多種多様なパターンを持つ報われない若者の現実を確実に把握するべきだと思う。書きたいことがたくさんある。変えたいこともたくさんある。時間が足りない。

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